タイニーハウスの効能

大工見習いのNです。

Instagramなどの写真も担当してます。

 

今日は、タイニーハウスの無い暮らし、

についてちょっと書いてみようかと思います。

 

私たちがいつも引っ張っている四角いトレーラー、

初代BASKE-Tですが、今は貸し出し中で、

耶馬溪より暖かくて快適な三重の熊野というところに行っています。

もうかれこれ3ヶ月になります。

 

BASKE-Tが無くなってから、何か解らないけれど感じていた焦燥感というか不安感というか…ずっとボンヤリとした違和感を感じているのですが…

 

出掛けるのに不便

小国の温泉にも行けてないし

阿蘇の夜景も雲海も見に行けてないし

 

出先で調理が出来ないので外食が増えたし

睡魔と闘いながら家まで帰らないといけないし

 

お湯を沸かせばあっという間に暖まるBASKETと違って広い古民家は広くて寒いし

 

湧き水を汲んできて使うので

食事の後は器にお湯を注いで飲み干して布巾で拭くようにしてたのが

豊富な井戸水だと洗い物を溜めたり

無駄に水を出しっぱなしにするようになるし

 

どうやら、

身体にも心にも環境にも良くない

ダラけた暮らしに傾いてきているようなのです…

 

     動いていないと淀む

     転がっていないと苔が生える

     だらける

     老け込む

 

私の年齢と性分のせい?とも思ったんですが、

新鮮な空気がいつも流れている空間

それも、ケミカルなものを極力排除した空間

その空間を持ち運ぶ暮らしの効果効能が

ひしひしとわかってきたのです。

 

外気が自分の内側にまで染み込むほどに

大きく開かれたたくさんの窓

木が呼吸する空間

蜘蛛やトックリバチが巣をかけ

カマキリが卵を産みつけ

鳥もちょこんとひと休み

 

自分自身にも周りの生き物も

無理をしない無理をさせない空間

 

そして、

時間軸さえ飛び超えてしまうかのような

何処でもドアっぷりが

適度な緊張感で心身を刺激し

背筋を伸ばさせてくれてるのではないか…

 

などど思えてきたわけです。

 

オリジナル・シャーシの組み立て申請に

予想以上の時間がかかってしまい

熊野のオーナーさんには申し訳ないんですが…

おかげでとても大事なことが見えてきたような

そんな気がしています。

感謝です。

 

新しいBASKE-Tは今月末に熊野を目指して走ります。

途中、ちょっと寄り道もしたいと思います。

 

実物のBASKE-Tを体験したい方、

お声をお掛けください。

メッセージお待ちしております〜