一生幸福でいたかったら

 幼少の頃僕は、祖父につれてもらい、よく釣りに行った。

祖父は釣りキチで、うなぎの養殖の仕事をしているとき以外は、川、池、海どこにでも行った。

釣りも、えさ釣り、おとり釣り、船釣り、筏、ルアー、フライまでなんでもやっていた。

祖父のワンボックスの軽自動車に乗るとかなり強いオキアミの香りが充満していたが、なぜか良い匂いだった。

三重の中南西地域の釣り場は豊富だがどこにでも行っていた、そしてよく釣る名人と言われていたらしい。

研究熱心で、何をするにも徹底的にやってみる人だった。

釣りは祖父にとって一生をかけた生き甲斐だったんだろう。

堤防で釣りをしている祖父の背中を見ながら、日が暮れるまで遊んだ。

 

中国古諺(こげん)に名言がある

 「一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。」
 「一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。」
 「一ヶ月幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。」
 「一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。」
 「一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。」 

 

祖父にとっての釣り人とは、まさに一生幸福でいれた、大切な生き方であったのだろう。

 

 

 私達の造るタイニーハウスも釣りに変わることはできないですが、一生を幸福にいれることの少しでもお手伝いが出来ればと思います。

 

 「1日快適に過ごしたいなら高いところに窓を造りなさい」

 「一年快適に過ごしたいなら暖炉を造りなさい」

 「一生快適に過ごしたいなら・・・・」

 

 今後ともタイニーハウスジャパンをよろしくお願いいたします