牽引時の事故防止のために

キャンピングトレーラークラブのメールにヒッチメンバーのボール部分がマウントから外れ事故が起きたというショッキングなニュースが入ってきました。

 

以前から気になる点があったので記事にしておこうと思います。

 

・ヒッチメンバーの取り付けの際の注意点

  (取り付けの際の説明書をよく読んで記載事項を守ること)

 

 

説明書は英語なのですが、わかりやすく図解されているので見てください。

 

ボルトの締め付けトルクの指定があります。

 

ボルトは締め付けが弱くても強くても強度が落ちるので、この説明書とおりのトルクで締め付けること。

・ヒッチメンバー取り付け後の注意点

 

これも取扱説明書に記載されています。

 

大きくは2点。

 

ひとつは、取り付け後1000km走行時のボルトの増し締め。

 

先日、自分用のフォレスターのヒッチメンバーを取り付けたのですが、

 

その後、走行距離が1000km超えてきた際に増し締めをしました。

 

やはりメーカーが指摘する点で緩みが出てきていました。

 

1本はかなり緩んできていました。

 

この緩みがガタつきに替わり、

 

金属疲労でボルトが折れるなどの事故につながる可能性があります。

 

時々、ボルトの緩みがないかを点検する習慣を心がけて頂ければと思います。

 

 

 

もう一点は

 

牽引負荷を守ること。

 

説明書にも記載されていますが、被牽引車の牽引可能な総重量を守ること。

 

vertical load 85㎏

→ヒッチボールに掛る垂直荷重が85kgまでですという指定です。

 

D-value 10.00kN

→被牽引車両の慣性が何kNかを諸元表などで確認してメーカーの指定を守ってください。

 

因みにこのヒッチメンバーを買った商社のサイトに記載してある被牽引車両重量は

D-valeu 2000kg

vertical load 75kg

と記載されています。

 

 

 

 

 

そこで垂直荷重を測ってみました。

 

トレーラー用の重量計で計ったところ

 

74kgでした。

 

出来ればトレーラー用の重量計で計測して

 

ヒッチ荷重とタイヤごとの計測をした方が良いのですが

 

とりあえずヒッチ荷重を体重計でも測ってみました。

 

65kg

 

数値としてはこちらのはかりのほうが正確だと思います。

 

ヨーロピアンのシャーシの場合、ヒッチ荷重が体重計で計れないほどの重量では、バランスが悪いので調整しないと危険ですね。

 

 

まとめ

 

今回はヒッチメンバーの強度について書きましたが

 

その他、スピードは80キロ未満で走行することや

 

積載荷物の配置を車軸に近いところにするなど

 

注意する点がありますのでまた改めてブログに書きたいと思います。

 

皆様ぜひとも安全運転で楽しくトレーラーライフをお過ごしください。