私たちが被害にあった事故を教訓に、トレーラー用車両保険の重要性を考えてみました。
参考にしていただければ幸いです。
昨年、コンビニの駐車場に駐車中、バックをしてきた乗用車が後方確認不足で私の運転しているトレーラーの左前部に接触、1センチ程度の傷が出来ました。
警察による現場検証の結果10対0で相手の責任と判断。
相手方は対物保険に加入しているため、保険会社に私どもで制作した車両の修理費用の見積書を提出したところ、約3分の一の修理費用が妥当とされ、それ以上の支払いは出来ないとの返答が返ってきました。
示談は出来ないと返答すると、以降は弁護士と交渉せよということでした。
その金額で修理してもらえるのであればその見積もりを出した業者に修理を委託しても構わないか、と伝えると、見積もりは出したが、修理する義務は無いので、見積もりを出した業者に修理の依頼は出来ないと、の返答でした。
修理することが無い業者の見積もりを優先するという納得のいかない事例でした。
悪質保険業者のやりかたは、出てきた見積もりの3分の一の支払い査定にし、それで示談が成立すれば儲け、もし被害者側に弁護士が入った場合でもその倍額程度で収まるため、請求金額の3分の2の支払いで終了という事になり、損失(支払い)を少なくすることが出来るという仕組みだそうです。
被害者側の弁護士も数十万の弁護に検証などすることはなく、名前貸し程度の書類作成しかしませんので、保険業界と、弁護士業界の出来上がった仕組みであり、被害者目線ではありません。
(保険業界の実情については「自動車保険金は出ないのがフツー」という本が参考になります。)
事故を通して保険の事を改めて知る機会になりました。 対人対物保険は牽引車の任意保険の付帯設備としてカバーされるのですが、被牽引車のトレーラーについては適用されません。
結局のところ、当て逃げ、無免許、無保険車との事故(事故車の26.2%は任意保険未加入)、乗り始めに可能性の高い自損事故などの可能性を考えると、車両保険への加入は意義が有ると思います。
保険会社により対応は変わると思いますが、こういった場合に対処した、車両保険を検討されてみてはいかがでしょうか。
因みに私どもの保険会社さんには下記条件で設定して頂いています。
年齢条件、運転者限定なし
免許色ゴールド/ブルーでも変わらない
レンタカー不担保(付保出来ない)
車両保険料のみ
一般条件(保証される範囲が最も広い条件 ・ 他の車との事故、盗難、いたずら、火災、水害、自然災害飛来物落下物による被害、自損事故、当て逃げ)
保証上限 契約車価〇〇〇万円
免責金額 5万円(固定)
8ナンバー特種用途自動車
キャンピングトレーラ等
月払い保険料 契約次月より解約可能(運転になれた、あまり走行しない等の場合月ごとで解約できます)
もうすぐゴールデンウィークですが備えあれば憂いなしです。
検討してみてはいかがでしょうか。